伝統の箱根駅伝は来年1月2、3日に第102回大会を迎える。スポーツ報知では出場する全21チームを連載で特集する。

第11回は4年連続31回目出場の立大。

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 箱根史に64年ぶりの記録を刻む。55年ぶりの出場となった2023年大会の18位から24年は14位、今年は13位と着実に順位を上げてきた。柱は1年時から主力の4年生、馬場と主将の国安だ。故障の影響で今年の箱根予選会、全日本を回避した馬場は本戦へ順調に調整しており、2年連続2区候補。11月のMARCH対抗戦1万メートルで28分10秒04の立大記録をマークした国安も出走準備は万端で、就任2年目も高林監督は「ジョーカーになる」と“切り札”として起用予定だ。

 前回は往路8位から、復路でシード圏外の13位に転落した。前回1区の吉屋ら往路候補に加え、同6区で予選会トップの原田、同7区の小倉ら復路経験者の意地も試される。

 ◆立大 1920年創部。箱根駅伝は34年に初出場し、57年に最高の総合3位。27度目の出場だった68年(11位)を最後に箱根路から遠ざかっていたが、2023年大会で55年ぶりに出場し18位、24年は14位。出雲駅伝は出場なし。

全日本大学駅伝は24年に初出場。練習拠点は埼玉・新座市。タスキの色は江戸紫。長距離部員は37人、学生スタッフ11人。主なOBは36年ベルリン五輪800メートル代表の青地球磨男、16年リオ、21年東京両五輪女子20キロ競歩代表の岡田久美子ら。

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