最速150キロを誇る慶大の来秋ドラフト候補左腕・渡辺和大(3年=高松商)が20日、進路について「プロ野球1本でいきたい」と明かした。横浜市内の慶大グラウンドで取材に応じ、高校時代のチームメートで、ともに2022年夏の甲子園8強入りの原動力となった巨人・浅野翔吾外野手(21)に続き、プロの世界へ飛び込む覚悟だ。
大学2年秋は防御率1・17をマークし、最優秀防御率を受賞したサウスポー。だが今年は春秋ともに、防御率4点台と本領発揮はならなかった。
「思うように成績が出ない、苦しい1年でした。自分なりに課題は見つけてきている。いかに自分に厳しく潰せるかが一番大事。そもそものフィジカルと、ストレートの強さ、いかに変化球でストライクを取れるか…そこが技術的な面としては大事かなと思います」。勝負のラストイヤーへ闘志をたぎらせた。
力強い直球に多彩な変化球を操り、制球力もある。貴重な左腕だけに、エースとして先発で結果を残し続ければ、自ずとドラフト指名に近づく。「僕がエースというよりは、僕が出す成績でエースと呼ばれるようになりたい。エースと呼ばれるだけの成績を出さないと、言われるのはおかしいですし、そう言われるには値しない。成績、チームの勝利にこだわっていきたい」。
高松商の同級生、巨人・浅野も外野の激しい生存競争のまっただ中にいる。「大学でも成績を残すのが厳しいので、もう一つ、もう二つ上のプロの世界で戦っているのは、本当に尊敬しています。自分もその中に加わりたいと思っています」。チームは今秋、3季連続5位の屈辱を味わった。“強いKEIO”の復活へ、この男の活躍は必要不可欠。威風堂々と、左腕を振り抜く。(加藤 弘士)










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