西武・西口文也監督(53)が21日、DeNAからFA権を行使し入団する桑原将志外野手(32)に定位置奪取令を発令した。

 ゴングが鳴らされた。

桑原はプロ14年目の今季、DeNAで正中堅手として106試合に出場し、打率2割8分4厘、6本塁打、27打点の成績を残した。だが、チームでは今季、1番打者として大きく飛躍した西川が正中堅手に定着。指揮官は「センターは(西川)愛也。愛也は(センターで)他の選手と争ってもらって、桑原に関してはレフトかライト」と青写真を描く。本人にも通達済み。FA選手でも特別扱いはなく、長谷川、外崎らとの定位置争いに参戦する。

 DeNAでは気迫あふれるプレーから「ガッツマン」と呼ばれていた桑原。指揮官も「やっぱりああいう雰囲気を持った選手っていうのはなかなかウチにはいないタイプなので、どんどん自分の個性っていうのをしっかりと発揮してもらいたい」と5位からの逆襲のキーマンとして期待をかけた。(大中 彩未)

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