巨人・田中将大投手(37)が21日、G球場での自主トレ後に“新加入の心得”を語った。日本時間17日には米ハワイで名球会総会に初参加。

帰国後すぐ始動し、この日もキャッチボールなどで汗を流した。今オフは日本人だけですでに5選手(投手3、野手2)を獲得。来季移籍2年目を迎える右腕は「僕はですよ」と前置きした上で「自分でつかみ取っていくことも大事だと思う。いろいろな情報も、例えば練習で次どう動くかとかも。周りから全部与えられているだけじゃ意味がないと思う」と持論を展開した。

 ヤンキースなど計3球団で日米200勝。常に周囲を観察し、対応すべく主体的に動いてきた。「それが僕のスタンス。メジャーは移籍が普通。その年の夏場でごろっとチームも変わりますから」と経験を基に今季も新天地で溶け込んだ。これまで同様、仲間をサポートする姿勢は貫きつつ「どれだけアンテナを張って情報を取りにいけるかも大事」と新戦力たちを思った。日本ハムからFA加入の松本剛からも早速あいさつを受け「よろしくね~」と気さくに返答。

チーム最年長として唯一無二の役割を果たしていく。(堀内 啓太)

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