ヤクルトからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた村上宗隆内野手(25)が、ホワイトソックスと2年3400万ドル(約54億円)で合意したと21日、複数の米メディアが報じた。45日間の交渉期限が米東部時間22日の午後5時(日本時間23日午前7時)に迫る中での滑り込みでの“電撃移籍”となった。

 ホワイトソックスは21年に地区優勝を果たしてポストシーズンに進出。その後はチームの再建期に入って苦しみ、22年こそ勝率5割の地区2位に入ったが、23年は借金40で地区4位、24年は借金80、25年は借金42で2年連続で最下位に沈んだ。直近3年間の借金の合計は1年間の試合数と同じ「162」。全30チームの中でも特に苦しんでいるチームの一つだ。

 日本人選手ではこれまで高津臣吾が04、05年、井口資仁が05~07年、福留孝介が12年に所属。高津氏は今季までヤクルトの監督を務め、村上にとっては恩師にあたる。井口氏はチームが最後のワールドシリーズ制覇を果たした05年の中心選手として活躍した。今オフにはDeNAのケイが2年契約で加入することも決まった。

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