DeNAからFA権を行使し西武に加入した桑原将志外野手(32)が22日、埼玉・所沢市の球団施設で入団会見に臨み、「とにかく勝ちに対して貪欲に、僕らしいプレーを見せたい」と意気込みを語った。

 青色のスーツに身を包み、晴れやかな表情で会見に臨んだ桑原。

「熱いお言葉をいただきましたし、すごく悩んだんですけど、ぜひライオンズでトライしたい、ライオンズのためにプレーしたいと。環境を変えてやる方が自分のキャリアに深み増すかなと。もっともっと人間としても野球人としても深みを増したいと思って」と決断の決め手を明かした。

 背番号は「7」に決定。かつては松井稼頭央も背負った伝統ある番号。「すごい方々が背負ってライオンズを引っ張ってきたので、到底及ばないですけど、その思いを背負ってライオンズのために頑張りたい」と誓った。

 DeNAでは正中堅手として活躍し2度のゴールデン・グラブ賞を受賞したが、西口監督は既に、「センターは(西川)愛也。桑原はレフトかライト」と明言。桑原自身も「ポジションはつかみにいきたい。任されたところで役割を果たしたいし、それがプロだと思う」と力を込めた。

 桑原は福知山成美から2011年ドラフト4位で横浜に入団。17年は143試合に出場し、24年の日本シリーズではMVPに輝き、チーム26年ぶりの日本一に大きく貢献した。

今季は開幕直前の右手親指骨折で出遅れたが、106試合に出場し6本塁打、27打点、打率2割8分4厘の成績を残している。

 DeNAでは、その気迫あふれるプレーから、ファンからは「ガッツマン」という愛称で親しまれた。

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