巨人・大勢投手が22日、ジャイアンツ球場で自主練習を行い、その後取材対応。ヤクルトからポスティングシステムを利用しホワイトソックスと契約合意した同学年の村上宗隆内野手についてコメントした。

 高卒ドラ1の村上に対して、大勢は大卒ドラ1でプロの世界へ。1999年度世代として今季までセ・リーグで白熱の勝負を繰り広げてきた。メジャー挑戦が正式に決まり「率直に、楽しみだなと。本当に皆さん(報道陣)と同じ気持ちで、どんな活躍をするのか、見るのが楽しみです」と話した。

 自身がルーキーイヤーだった22年に、3冠王を獲得したのが村上。プロ4年間で最も印象に残るシーンについては「55号じゃないですか、やっぱり」と同年9月13日のヤクルト戦(神宮)を挙げた。9回に左中間席へ特大の55号3ランを被弾し、この一発で主砲は1964年に王貞治(巨人)が放った日本人最多55本塁打に並んだ。

 「ホームランを打たれましたけどボール自体は、コースともにそこまで悪いボールじゃなかったんです。その球を弾き返す、逆方向にホームランにする。あそこまで飛ばすパワーと、技術と。レベルの高さを痛感して。プロの厳しさを感じさせられた1打席だったので特に印象に残ってます」

 今季は5打席対決し4打数1安打(1本塁打)、2奪三振で与四球1。

ここまでの4年間を「いっぱい打たれました」と振り返った。

 今は「ムネ」「タイセイ」と呼び合い、23年WBCでは共闘して世界一。「同級生ですけど、ちょっとレベルが違いすぎるので。積み上げてきたキャリアも全然違いますし」と常に村上に対してリスペクトの気持ちを持って接していることを明かした。

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