大阪・カンテレは23日、年末特番「笑渦WARAUZU2025」(30日・後4時20分=関西ローカル)」の概要を発表。西川きよしザ・ぼんちが“エモすぎるコメント”で視聴を呼びかけた。

 見取り図ミルクボーイがMCを務めるお笑い特番の第2弾。舞台が360度客席に囲まれたコロシアムスタイルになっており、演者の緊張感はハンパない。収録を終えたきよしは「やっぱり一番気になっていたのはザ・ぼんち。楽屋も隣でずっと稽古の声が聞こえてましたから」と1980年代の漫才ブームをともに支えたベテランの本気度に感服。そして「“芸人のバームクーヘン”みたいやったねぇ。くるくる回って、おいしい笑いがいっぱい。年輪のように何層も重ねた珠玉の漫才がありました」と粋な言葉でたたえた。

 するとザ・ぼんちの里見まさとは「19歳から漫才をやってますけど、こんな丸い舞台は初めて。憧れのやすしきよし師匠を追いかけてきたので、こうして師匠の前でネタをするのは緊張しましたし、ウソみたいな時間でした」と気持ちよさそうに振り返った。

 ぼんちおさむも夢見心地だ。「今年は、同年代の方から『力をもらいました』と言っていただけるのが本当にありがたかった。僕は何もできないのに、そう言ってもらえて、むしろ僕が力をもらいました」。

今年は結成16年以上の漫才師が出場できる賞レース「THE SECOND」の決勝に結成54年、御年73歳(現在の満年齢)にして進出。「ハチャメチャでも気持ちが通じればいい。ネタもそうやけど、“ぼんちおさむという人間”を見てもらいたいです」とこちらもエモい言葉で視聴者に呼びかけていた。

 見取り図・盛山晋太郎「今年はさらに客席が近くなって、ステージの間際まで“かぶりつき”の席が設けられました。“芸人の靴のかかとってこんな汚れてるんや”とか、360度視点ならではのマニアックな発見があるはずです」

 見取り図・リリー「見どころだらけです。すべて良かった。(西川)きよし師匠とザ・ぼんち師匠の絡みも、レジェンド同士で豪華でした。ザ・ぼんち師匠の一回限りの新ネタに注目です」

 ミルクボーイ・内海崇「どこからでも見られているという独特の緊張感があります。普段見られない角度からネタが見えるので、その辺も楽しんでください。ただ、みんな好き勝手やりすぎなんで、次は一回会議してルール作りから始めんとアカンですね(笑)」

 ミルクボーイ・駒場孝「客席もどっからでもカメラに映っているので、お客さんがみんな笑顔でした。ザ・ぼんち師匠は縦横無尽というか“竜巻”のようでした」

【ネタ披露】

<1>コロコロチキチキペッパーズナダル、西野創人)

<2>ツートライブ(たかのり、周平魂)

<3>メンバー(山口提樹、潮圭太)

<4>フースーヤ(田中ショータイム、谷口理)

<5>モンスターエンジン西森洋一大林健二

<6>見取り図(盛山晋太郎、リリー)

<7>ネルソンズ(和田まんじゅう、青山フォール勝ち、岸健之助)

<8>20世紀(しげ、木本悠斗)

<9>蛙亭(中野周平、イワクラ)

<10>ザ・ぼんち(ぼんちおさむ、里見まさと)

<11>ミルクボーイ(駒場孝、内海崇)

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