ソフトバンク・野村勇内野手(29)が22日、みずほペイペイで2度目の契約更改交渉を行い、3100万円増の年俸5200万円でサインした。4年目の今季は126試合の出場で打率2割7分1厘、12本塁打、40打点、18盗塁といずれも自己最高成績を残し、WBCの侍ジャパン候補までに飛躍。

来季の目標は20発&20盗塁に設定した。将来の夢はトリプルスリー。「そういう選手になりたい。まず目の前の目標を」と意気込んだ。

 16日に保留。上積みはなかったが「金額だけでなく、いろんな話」と今回も30分以上、席に着いた。「ユニホームが破れるので枚数を増やして」などと要望。評価には満足した。来季は尊敬する今宮と遊撃のレギュラー争い。昨オフはその今宮の自主トレに参加したが「伝えることは伝えた」と“卒業証書”をもらい、今オフは独立して師匠に挑む。1年目の22年に10発、10盗塁。伸び悩んだ男は「トントンいかないことは分かっている」と気を引き締めた。

(安藤 理)

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