今季限りで現役を引退し、巨人の編成本部参与に就任した長野久義氏(41)が22日、まさかのDJデビューを飾った。来年1月4日からスタートする初のラジオレギュラー番組、TOKYO FM「SGC presents 長野久義 El Dorado~新・黄金時代~」の収録に参加。
紺のスーツでビシッと決めた長野氏が、額に大汗をかいていた。記念すべきDJデビュー。待ちに待ったであろうリスナーへ向けた、冒頭のあいさつだった。「皆さん、ようこそ東京エフエエ…エムへ。ごめんなさい!」。東京Dで4万人超の観衆をわかせてきた通算1512安打の大打者が、プロ1年生の顔に戻っていた。
寝耳に水の抜てきだった。現役時代は多くを語らず、仲間にスポットライトを譲ってきた。「今も苦手」なトーク分野でまさかの大役に「最初は迷いましたよ。でも、なかなかオファーもいただけないですし、楽しみながら勉強したい」と新しい挑戦に踏み切った。エフエム東京の局員は「プレーとお人柄で愛されたスター。
10社で約15人の報道陣がブースにギュウギュウ詰めとなった大注目の初鳴き。ルーキーDJの汗は止まらなかったが、スタジオは次第に“快音”が響き始めた。自ら決めたという番組名の「El Dorado」(スペイン語で黄金)に話題が及ぶと「中南米の国でも放送があるって聞いた」とスマッシュヒット。DJとしての1曲目は「初心を思い出して」と、プロ1年目にはまっていたというドラマ「うぬぼれ刑事」のテーマを選んだ。今後はリスナーと電話でお悩み相談コーナーもスタートする予定で、ファンが球界NO1の気配りを学べる番組になりそうだ。
大学院への進学を目指しながら、来年1月1日付で球団の編成本部参与に就任する。国内外の現地視察に備え、英語やスペイン語の勉強を始めたという。最近はパソコンを買いに行き「キーボードの位置も分からないですし、『これがパソコンなんだ』と」と告白。フロントとしても“プロ1年目”の準備を着々と進めている。
約2時間の収録を終え「まだ力の半分も出せていないので、本当に家で練習します」と予告した。
〇…長野氏がパーソナリティーを務める「長野久義 El Dorado」は来年1月4日の初回から、毎週日曜日の午前8時~8時30分に放送される。長野氏と現役時代から交友が深い元日本テレビアナウンサー佐藤義朗氏(40)がアシスタントを務める。
◇ラジオMCを務めた主なプロ野球選手
▽今永昇太(カブス) 今月16日にニッポン放送で生放送された、一夜限りの特別番組「今永昇太のオールナイトニッポンPremium」でパーソナリティーを務めた。
▽秋山翔吾(広島) 文化放送でパーソナリティーを務め、今回で5回目となる特別番組「秋山翔吾の打って守ってしゃべります」が来年1月3日に放送予定。
▽岩本勉(元日本ハム) HBCラジオで06年から放送中の「ガンちゃんの世界一面白いプロ野球の番組」でパーソナリティー。










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