オリックス・東松快征投手が23日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、50万円増の年俸650万円でサインした(金額は推定)。「来年は自分の中でも飛躍の年にしたいと思っているので、チームの戦力として頑張りますと伝えました」と席上でのやり取りを振り返った。

 享栄(愛知)から23年ドラフト3位で入団し、プロ2年目の今季は救援として自身初の開幕1軍入り。7月19日のロッテ戦(ZOZOマリン)でプロ初登板を果たすと、同27日のソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)ではプロ初先発で3回1/3を3失点(自責2)と一定の内容を見せた。

 最終的には7試合で0勝2敗、防御率10・80。貴重な経験を積んだ左腕は「思ったよりできたところもあったし、一年を通して去年よりずっと野球をしていたので多少の疲れも感じたけど…。来年は必ず(1軍で)成績を出せるように頑張りたい」と総括した。

 シーズン終了後はプエルトリコのウィンター・リーグ(WL)に参加し、1か月以上の武者修業。持ち味である150キロ超えの直球に加え、チェンジアップなど変化球の精度にも一定の手応えを得た様子で「メジャーで投げている選手と会話する機会があったので、レベルの高い中で野球ができたのは自分の中でもすごく大きな経験」と前を向いた。

 来季はプロ3年目。「先発でしっかりやっていきたい。まずは5回、しっかりゲームをつくるというか、流れを持ってこられるような投球ができるように」と意気込んだ。

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