23日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・午後1時55分)では、「海外裏ネタ特集」としてフィンランドの国会議員たちがアジア人差別とされる「つり目ポーズ」の写真をSNSに投稿し、国際問題となった一件を取り上げた。

 今回の問題は、まず今年9月にミス・フィンランドに選ばれた女性が「つり目ポーズ」をSNSに投稿。

主催者によってミス・フィンランドの称号をはく奪された。女性は「私の行為によって傷ついた人たち、特にアジアの方々へ深く謝罪します」と謝罪したものの、女性を擁護する同国の議員たちが同じような「つり目ポーズ」の写真をSNSに次々と投稿したことで政治問題に発展した。

 コメンテーターで出演のテレビプロデューサー・デーブ・スペクター氏は「つり目ポーズ」について「昔はステレオタイプに基づいた差別意識とジェスチャーがセットだったんです。非常に不愉快な思いを長年つくってきたわけですから」と話し出すと「ですから、ちょっと軽いつもりでやったと言えば、まだいいんですけど、余計な釈明をしたじゃないですか。それもいけないですよね」と女性が謝罪の前に「激しい頭痛がしたため、こめかみをマッサージしていました」などと、ポーズの意味を説明したことを指摘。

 「今の時代はちょっとしたミスや失言ですぐ干されてしまうという動きは確かにある。これは(ミスの称号の)剥奪まではない、過剰に反応してるんではないかという声も…。中には非常に保守系の政治家もいて、いわゆる移民反対の意図もあって、これに便乗してるところもある。排斥主義です」と続けていた。

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