ヤクルトは23日、都内の球団事務所で仕事納めを行った。今季限りで退任する小川淳司GMがホワイトソックスに入団が決まった村上宗隆内野手に惜別のエールを送った。

 17年のドラフト会議では早実・清宮の外れ1位で九州学院の捕手だった村上のくじを引いた。この年は編成部門のシニアディレクターとして村上のプレーを追いかけていた縁がある。「ドラフトにずっと携わってきたからこそ、そういう縁というのはすごく大事だなと思うのと、そこの時代を一緒に過ごせたという思いから、村上に対しての思いはすごく強い」と人一倍の思い入れがあることを明かした。

 22年には日本新となる56本塁打を放ち令和初の3冠王に輝くなど、これまで数々のタイトルを獲得してきた主砲に対し、「彼の持っているものを発揮すれば、それなりの成績は出してくれると思っている。とにかく入団当初から彼にずっと伝えていたのは、『みんなに愛される、魅力のある選手になってくれ』というのはずっと言っていた。メジャーに行ってもそういうところは、とにかく出してほしい。そこに向けて努力してほしい」とさらなる成長を願った。

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