巨人・中山礼都内野手(23)が23日、外野一本で勝負する来季に向け、新グラブを導入することを明かした。先端を数センチ大きくし、手のひら部分のポケットを広くした新モデルを試運転。
閑散としたG球場の室内に、乾いたグラブ音が響く。丁寧にキャッチボールを行った中山は「めちゃくちゃいい感じです」と新相棒の感触を確かめた。4月から人生初の外野に挑戦し、シーズン中は複数のグラブを試用。「ある程度外野を守って感じることもあった」と、今オフ、ローリングス社に要望を伝え来年を戦う新グラブが届いた。
「球際強化」がビッググラブ導入の理由だ。今季は強肩を披露した一方で「結構ミスもありました」。田中将が日米通算200勝をかけて先発した9月15日のDeNA戦(横浜)では頭上のライナーをグラブに当てながら捕球できず、決勝点を許す場面もあった。「しっかり打球が入ってくれるようなグラブにしました」と右手への素早い持ち替え以上に確実なキャッチを重視し、外野本格転向への準備を整える。
赤とクリーム色のカラーリングで、縁は金を施されている。かつて岡本が使用していた型で「届いたら色まで一緒でした(笑)。和真さんはもう違う色を使っているんで、自分はこれを定着させていこうかなと」。
◆野球の各ポジションのグラブ 捕手、一塁手はそれぞれ捕球に適した専用のミットを使用する。内野手は二遊間はゴロ捕球から送球までスムーズにするためにコンパクトなタイプを使用することが多く、速い打球を処理する三塁手はそれよりやや大きめが主流。主に飛球を処理する外野手は縦長のタイプが多い。










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