◆プロレスリング・ノア「THANKSGIVING 2025」(23日、後楽園ホール)観衆1498

 プロレスリング・ノアは23日、後楽園ホールで「THANKSGIVING 2025」を開催した。

 第1試合前に左足のリスフラン靱帯の損傷から元日の日本武道館で復帰する「T2000X」OZAWAがリングに登場。

マイクを持つと元日の日本武道館大会で挑戦するGHCヘビー級王者Yoshiki Inamuraを呼び出し「年内最終試合だというのにも、関わらずかかわらず何だろうあのメイン。俺も参加してやる」と電撃復帰を通告した。

 当初はInamuraがマサ北宮と組んで清宮海斗、遠藤哲哉と対戦予定だったが、OZAWAが北宮、タダスケとトリオを結成し、Inamura、清宮海斗、遠藤哲哉の6人タッグマッチへ勝手に変更した。

 試合は、9・8後楽園大会の丸藤正道戦以来、3か月ぶりの復帰となったOZAWAがInamuraがバチバチ激突する熱い前哨戦を展開。最後は必殺のReal Rebelで遠藤を沈め、復帰戦を飾った。

 さらにOZAWAは、遠藤の顔面にカステラを乗せ、食べる暴挙を敢行。これにInamuraが激高し大乱闘に発展した。元日決戦へ根深い遺恨を残す結果にOZAWAはマイクを持つと「不人気レスラーの分際で盾付きやがって。最後とんでもない非道な行為があり、クリーンなファイトができず申し訳ありませんでした」とファンにメッセージを送り「2025年、私、OZAWAで始まりOZAWAで終わる。これがNOAH、もとい、プロレスリングOZAのあるべき姿なんでは。来年、2026年1月1日 日本武道館であの大悪党、Yoshiki Inamuraを倒し、またNOAHを引っ張っていきます。すべてはNOAHのために!The Real Rebel」とほえた。

 バックステージでOZAWAは「Inamuraおい! 汚い手を使いやがって、おい。試合は終わってるのに手を出したら反則だろ? あんな悪党にプロレスリング・ノアを引っ張らせるわけにいかない。日本武道館で俺がベルトを獲って、プロレスリング・ノアをもう一度引っ張っていく」と誓った。

 一方のInamuraは「テイク・タイムして、だいぶ冷静にもなったけど、さすがに今日の試合のミスターOZAWA、許容できないことがあって。何度も言ってるけど、食べ物、フード無駄にするなよ。あと、あの頃のお前、ヤングボーイだったころの、そして、その前のプロレスリングファンだったころのミスターOZAWA。そのピュアなミスターOZAWAを俺はまだ信じているぞ。何度だって、アゲイン、何度だってお前がピュアな心を取り戻すまで、何度だって戦って、お前をビートアップしてやるよ。ミスターOZAWA、シー・ユー・スーン。バイバイ」と通告した。

 ◆来年1・1日本武道館全対戦カード

 ▼メインイベント GHCヘビー級選手権試合

王者・Yoshiki Inamura VS 挑戦者・OZAWA

 ▼第8試合・GHCジュニアヘビー級選手権試合

王者・髙橋ヒロム VS 挑戦者・AMAKUSA

 ▼第7試合・GHCタッグ選手権試合

王者組・丸藤正道、拳王 VS 挑戦者組・BUSHI、XXXX

 ▼第6試合・スペシャルタッグマッチ/Invasion

清宮海斗、ジャック・モリス VS カール・アンダーソン、ドク・ギャローズ

 ▼第5試合 GHCナショナル選手権試合

王者・ドラゴン・ベイン VS 挑戦者・アルファ・ウルフ

 ▼第4試合・Break the Silence/8人タッグマッチ

KENTA、佐々木憂流迦、遠藤哲哉、HAYATA VS 小峠篤司、モハメド ヨネ、大原はじめ、Hi69

 ▼第3試合 プログレス アトラス選手権試合

王者・ウィル・クロス VS 挑戦者・サクソン・ハックスリー

 ▼第2試合 Black New Year/8人タッグマッチ

マサ北宮、杉浦貴、タダスケ、政岡純 VS 藤田和之、鈴木みのる、谷口周平、宮脇純太

 ▼第1試合 GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合3WAYマッチ

王者組・ダガ、小田嶋大樹 VS 挑戦者組・アレハンドロ、カイ・フジムラ、挑戦者組・Eita、近藤修司

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