◆第148回中山大障害・JG1(12月27日、中山競馬場・障害芝4100メートル)追い切り=12月24日、栗東トレセン

 ネビーイーム(牡7歳、栗東・佐々木晶三厩舎、父キズナ)がG1初制覇へ本格化ムードだ。坂路で小牧加矢太騎手が手綱を執り、53秒6―13秒0と力強い脚さばきで登坂。

「理想通りの調教。加矢太がいろいろ教えてくれていいフォームで走れている」と佐々木調教師も満足そうな笑みを浮かべた。

 「距離は長ければ長い方がいい」とトレーナーが言うように無尽蔵のスタミナが武器。以前はズブさが課題だったが、精神面も成長。前進気勢も出てきたという。「馬も完成されてきて、平場の脚も使えるようになってきた。今は馬に余裕がある」と目を細めた。スタミナ、タフさが要求される中山の障害G1では、近2走〈3〉〈2〉着と手が届きそうなところまで来ている。初のビッグタイトル獲得へ機は熟した。

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