オリックス・佐藤一磨投手(24)が24日、3種のジムで「和製チャプマン」を目指すと宣言した。今オフから神奈川県内の野球施設に通い、球速アップに特化した練習に着手。

「最後にボールへ力が伝わるように。体の使い方的にはチャプマンみたいに」と、同じ190センチ超え左腕でレッドソックスの「世界最速男」を究極の理想に掲げた。

 プロ6年目の今季は3試合で1勝1敗。球速の「平均点」を上げることが課題だと捉え、すでに目的の異なる2つのジムに通っていた中で「3軒目」の門をたたいた。「左足の指先で(地面を)蹴って、捻転をつくり、体全部を使って…」。1回につき計4時間の特訓は「自分の野球人生で着目したことがなかった(内容)。気づくことだらけです」と最高の充実度だ。

 この日は、一時的に大阪・舞洲で調整し「球が走っている感覚がある」と効果を実感。「150キロはもう出ちゃう。155キロが出せたら」と、自己最速148キロの大幅更新を本気で狙いにいく。(南部 俊太)

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