日本ハムから国内FA権を行使して加入した巨人の松本剛外野手(32)が24日、G球場で自主練習を行い“マツゴー流”コミュニケーション術を駆使していくことを明かした。22年に打率3割4分7厘で首位打者に輝いたヒットメーカーは卓越した技術に加え、人望も厚い。

「聞かれたことは何でも、持っている100%の知識で答えたい。話すことで自分にも振り返れる瞬間が多々ある」と、自身の培ってきた技術を包み隠さず伝授する構えだ。

 郡との自主練習では、マシン打撃も行い身ぶり手ぶりを交えながら意見交換。数項目の数値を計測できる機器をバットに取り付け振り込んだ。現在は体の回転によるバットの加速の大きさを意識。「ちょっとずつ良くなってきた。トレーニングを含めて、強さと上積みを求めたい」と、さらなるレベルアップを図っている。

 伝授するだけではなく、新たな知識を新たな同僚から吸収する。「野球の話はすごく好き。先輩にも後輩にも聞いてみたいことがたくさんある。コミュニケーションをたくさん取っていけたら」。経験豊富な新戦力は、プレー以外でもチームに大きなプラスの効果を生み出していく。

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