伝統の箱根駅伝は来年1月2、3日に第102回大会を迎える。スポーツ報知では出場する全21チームを連載で特集する。

第16回は15年連続67回目出場の順大。

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 予選会突破校ながらシード権獲得の呼び声が高い。箱根予選会は2位通過、全日本は8位入賞で3年ぶりのシード権を奪還した。就任9年目の長門監督は「目標は5位以内。例年よりも高い水準の選考ができている」と自信を口にする。

 下級生の層が厚い。4年生の登録が16人中2人は21チーム中最少で、昨年よりも登録選手上位10人の1万メートル平均は速い。その筆頭格がチーム1万メートルトップの吉岡、前回1年ながら2区を担った玉目、注目ルーキーの井上と往路起用濃厚の3選手だ。いずれも「箱根で活躍して、順大のエースを目指す」と闘志を燃やす。

 前回は、大学史上2番目の総合記録をたたき出すも10位以内のシードにはわずかに届かなかった。今大会では「史上最速」を掲げ、名門復活へ再出発を切る。

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