サッカーのJ1神戸が、今季契約満了で清水を退団した元日本代表FW乾貴士(37)を獲得することが24日、決定的になった。交渉は順調に進んでいる様子。

FW大迫勇也(35)、MF武藤嘉紀(33)ら日本を代表する選手が集う神戸に、強力なピースが加わる。

 乾は2022年7月にC大阪から清水に加入。昨季はチームを3季ぶりのJ1昇格に導くと、6月に37歳を迎えた今季はリーグ戦に全試合出場し、3得点2アシストと、記録以外でも14位で残留したチームを支えた。37歳だが、技術、能力に衰えはなく変わらぬ独創的なプレーでファンを魅了し続けている。

 神戸は今季、3季ぶりに無冠に終わった。ミヒャエル・スキッベ新監督(60)の下、真の常勝軍団へ、ドイツ、スペインと海外でのプレー経験や、2018年ロシアW杯では2得点をマークした経験もある乾の力が必要になったようだ。

 乾と同じく今季限りで清水を退団した秋葉忠宏氏(50)も、来季は神戸のコーチに就任することも判明。複数の関係者によると、すでに大筋合意に達している。新指揮官をサポートする役割を担い、乾とも再タッグを組むことになる。

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