宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026(報知新聞社など主催)は来年2月8日、沖縄・宮古島市陸上競技場発着の6区間82キロで行われる。26日、宮古島市役所で開催発表会見が行われ、第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)で史上初となる同一チーム2度目の3連覇(計9度目)を狙う青学大、宮古島3連覇を目指す国学院大など強豪校をはじめ、第102回箱根駅伝に出場する14校の参戦が発表された。

 24年大会まで5区間100・5キロで箱根駅伝の片道と同スケールで開催されていたが、より多くのタイプの選手が出場できるようにするために前回の25年大会から区間割りが変更され、1区10・8キロ、2区12・2キロ、3区20・1キロ、4区10・0キロ、5区10・3キロ、6区18・6キロの6区間82キロとなった。

 前回大会は国学院大が連覇を果たし、28秒差の2位は順大。青学大は51秒差の3位だった。国学院大は最終6区で大逆転。青学大はエースの黒田朝日(当時3年、現4年)が10キロの4区で区間2位に1分19秒差をつける圧倒的な区間賞を獲得するなど、多くの見せ場があり、大会は大きく盛り上がった。

 来年2月の大会は、さらに熱戦が期待される。

 国学院大は宮古島の覇者として参戦する。前田康弘監督(47)は「今回も招待していただきありがとうございます。他にも強豪校が多数、出場しますので、我々もレベルを上げて大会3連覇を狙います」と意欲的にコメントした。

 箱根路の覇者、青学大は宮古島初制覇を目指す。「今大会は、ますます注目される大会になってきました。我々、青山学院大学も全力で臨みます。

新体制として最初の駅伝になりますので、優勝を狙います。第102回箱根駅伝で3連覇を果たして『箱根の王者』として宮古島に行きますよ。宮古島の皆さん、宮古島大学駅伝ワイドー・ズミと青山学院大学の応援をよろしくお願いします!」。原晋監督(58)も威勢良くコメントした。

 大会名の「ワイドー・ズミ」は宮古島の方言で、ワイドーは「頑張れ」、ズミは「最高」の意味。宮古島で「頑張る」学生ランナーの「最高」の走りが期待される。23年は6校、24年は9校、25年は14校と出場校は増加し、レースのレベルも年々アップしている。各区間ともにアップダウンがあり「ミヤコブルー」と呼ばれる海を望めるポイントも多い。美しくタフなコースで好勝負が繰り広げられることになりそうだ。

 沖縄県の競技力向上に向け、沖縄本島の北山高、那覇西高、エナジックスポーツ高、宮古島の高校生・中学生による沖縄選抜4チームも参加。最終第6区(18・6キロ)を分割して大学駅伝ランナーに挑む。

 レースは2026年2月8日午前9時スタートで午後1時頃にゴール予定。

熱戦の様子は同日午前8時30分~午後2時30分までスポーツブルでライブ配信される。また、2026年2月15日にTBS(関東ローカル)で午後2時から同54分まで「大会特別番組」が地上波で放送される。

 宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026の出場校は以下の通り。

 青学大(第101回箱根駅伝優勝)

 国学院大(同3位)

 早大(同4位)

 中大(同5位)

 東京国際大(同8位)

、 東洋大(同9位)

 帝京大(同10位)

 順大(同11位)

 日体大(同12位)

 立大(同13位)

 中央学院大(同14位)

 神奈川大(同16位)

 山梨学院大(同18位)

 東海大(不参加)

 大会詳細は公式ホームページ(https://miyakojima‐ekiden.com/)。

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