早大OBで来年1月2日、3日の日本テレビ系箱根駅伝中継番組で解説を務める瀬古利彦・日本陸連ロードランニングコミッションリーダーと渡辺康幸・住友電工監督は26日、都内でミズノ主催の箱根駅伝に向けたトークショーに出演した。

 順位予想には瀬古氏が「青学大、駒大、早大」と予想。

青学大優勝の理由に「出雲、全日本と右肩上がり。勝ち方を知ってるのが一番の強み。ケガとか風邪で交代したとしても遜色ない」と評した。

 渡辺氏は「中大、青学大、駒大、ただ往路優勝は早大が間違いない」と予想。中大優勝予想に「実は青学大の原晋監督が相当意識している。前に出られたらスピードあるので」と分析。また、「私が大学4年のとき、中大が30年ぶりに優勝した。そして今回勝つとまた30年ぶり。あとは今年全国高校駅伝(都大路)で学法石川が優勝。その監督が私の1個下の中大OBの松田和宏監督なので、巡り合わせがあるのかな」と語った。

 注目選手には瀬古氏は駒大の佐藤圭汰(4年)を挙げ「世界に一番近い選手。個人的には2区を走って欲しいランナー。

彼の走りで駒大が決まるくらい」と話した。

 渡辺氏は花の2区での区間新記録争いを挙げ、「青学大の黒田朝日、早大の山口智規、中大の溜池一太、山梨学院ムトゥク(いずれも4年)、東京国際大のエティーリ、日大のキップケメイ(ともに3年)。このあたりは1時間5分台は狙える」と評し、前回大会でエティーリが記録した1時間5分31秒の区間記録更新を期待した。

 母校の早大について2人は、5区予定の「山の名探偵」こと、工藤慎作(3年)に期待し、「1月3日の新聞の一面は決まった。名探偵問題解決で、瀬古、渡辺大喜びで」と語り、早大の往路優勝を待ち望んだ。

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