元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が27日、大阪・MBSテレビの情報バラエティー「せやねん!」(土曜・前9時25分)にゲスト出演。“万博後”の大阪経済の起爆剤として大阪市此花区の人工島・夢洲で建設中の統合型リゾート(IR)について述べた。

 橋下氏は建設について賛否両論あふれる街の声をVTRで見ながら 「カジノの面積って(IRの)敷地面積のうちの3%なんです。だからカジノがメインというよりも、この非日常空間を維持、運営するためにカジノの売り上げを使うということ。レストランとか、エンタメのショーとか、そっちがメインです。最大の注目点は、ここでの売り上げの1000億円が大阪府市に納入されるんです。税金とは全く別に。500億円ずつ分けて、これを医療、教育、福祉に回すんですよ。増税をするとか、社会保険料を上げるんじゃなくて、こういうところで遊んでもらった人のお金で」と話した。

 ただし橋下氏は「賛否両論あります。そんな(カジノでもうけた)お金で(医療、教育、福祉を)やるなって言う人もいますけれども」と説明する。「カジノについての世論調査をすると、8割が反対なんですよ。今(IRのメリットが)分からない人が増えてきているので、ここでもう一回、ちゃんと説明して、賛成を得られるようにした方がいいと思います」と呼びかけていた。

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