◆第20回阪神C・G2(12月27日、阪神競馬場・芝1400メートル、良)

 今年の阪神でのラスト重賞は16頭で争われ、武豊騎手騎乗で2番人気のジューンブレア(牝4歳、栗東・武英智厩舎、父アメリカンファラオ)は11着に終わった。好スタートから逃げ、直線半ばまで先頭をキープしたが、最後に一気に馬群に飲み込まれてしまった。

 今年3月にアクアマリンS・3勝クラスを勝ってオープン入りすると、3か月後の函館スプリントSからCBC賞、スプリンターズSと重賞で3戦連続2着。今回は3か月ぶりの一戦で、初タイトルをねらったが、かなわなかった。

 勝ったのは3番人気で鮫島克駿騎手騎乗のルガル(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ドゥラメンテ)。勝ちタイムは1分19秒0で21年阪急杯でレシステンシアが記録した1分19秒2を更新するコースレコード。

 2着は1番人気のナムラクレア(クリストフ・ルメール騎手)、3着は4番人気のフォーチュンタイム(団野大成騎手)が入った。

 武豊騎手(ジューンブレア=11着)「リラックスして走っていたけど、ペースが速かったし、1400メートルはちょっと長いのかな」

 フローレン・ジェルー騎手(グロリアラウス=12着)「いいスタートでいい位置で運べたけど、ペースが少し速かったです」

 富田暁騎手(カリボール=13着)「先生から、思い切ってと話をされていたのですが、結果ハイペースになって、最後は流れ込むようになりました。ただ、かぶされてからも最後まで頑張っていたと思います」

 田口貫太騎手(モズメイメイ=14着)「しまいにかける競馬をしてほしいと、先生から指示がありましたが、外枠であまり脚がたまらなかったです。それでもよく頑張ってくれています」

 松若風馬騎手(ショウナンザナドゥ=15着)「外枠で、内に入れるところがなかったです。直線で脚はたまっている感じでしたが、伸びそうで伸びなかったです」

 泉谷楓真騎手(シャドウフューリー=16着)「ゲートの駐立は、いつもより収まっていました。ただ1歩目のタイミングが上に行く感じの馬なので。あとは流れが速すぎて、(前を)つかまえながらじゃないと脚を使えないです。右前を落鉄していたので、その影響もあったかもしれません」

編集部おすすめ