巨人・矢野謙次巡回打撃コーチが27日、宮城・仙台市内で行われた「夢への道しるべ」野球教室に楽天・中島大輔外野手と参加した。

 矢野コーチは実演を交えて丁寧に助言。

トークショーも実施し、経験談を交えながら考え方や向き合い方を伝えた。トークショーの最後は「野球選手になるという覚悟を決めたら、それに対して一生懸命やる。それでなれなかったとしても、そのやった行動は次のステージに必ず生きてくる」と熱く語りかけた。

 中島も小中学生に丁寧に指導。「こういう野球教室を意味のあるものにしたいという思いが強くあった。知識や経験もしてきて、早く分かっておけば良かったこととかもたくさんあるので、そういうことを一つでも子どもたちに分かってもらえたらと思ってやりました。プロ野球選手になった以上、伝えていかないといけない立場だと再認識した」と振り返った。

 矢野コーチはオフシーズンに野球教室に積極的に参加している。「日本の野球のレベルが上がることだったり、普及していって、野球をやりたいなという子が増えていってもらえたら」と活動の意義を説明。野球教室を行うことは子どもたちだけでなく、保護者の力にもなる。「親の不安を解消する。僕も息子がいますけど、不安になったりすることはいっぱいあるので、そこの不安も解消できたらと思っている」と願いを込めた。

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