巨人・矢野謙次巡回打撃コーチが27日、宮城・仙台市内で行われた「夢への道しるべ」野球教室に楽天・中島大輔外野手と参加した。

 小中学生に実演を交えて丁寧に助言。

トークショーも実施し、考え方や向き合い方を伝えた。トークショーの最後は「野球選手になるという覚悟を決めたら、それに対して一生懸命やる。それでなれなかったとしても、そのやった行動は次のステージに必ず生きる」と熱く呼びかけた。

 今季は2軍打撃チーフコーチを務め、来季は巡回打撃コーチとしてチームを支えることになる。「ジャイアンツが1、2、3軍トータルでうまくまわっていけるように。選手の育成につながるそういう動きや働きをしていきたい」と意気込む。

 11、12月は連日、ジャイアンツ球場に足を運び、選手たちの自主練習の様子をチェック。オフ期間も指導可能な育成選手には助言を与えることもある。支配下選手には野球協約上、12月から1月に指導はできないが、現在の状況や練習内容を把握するだけでも、春季キャンプでのアドバイスにつなげやすくなるなど利点は多い。「この時期にある程度トライして、キャンプを迎えて欲しい。それが2026年シーズンの飛躍につながる。この1、2月が一番大事」と力を込める。

 助っ人や新加入選手なども含め、目を配る範囲は多い。「全選手をサポートしていくことが仕事。適切なタイミングや彼らがSOSを出した時に、適切なことが言えるようにしっかりみていきたい」と見据えた。

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