TBSの井上貴博アナウンサーが28日放送のTBS系特番「報道の日2025 今年の重大ニュースを解き明かす!激動の昭和100年が作った日本」(午前9時54分)にMCとして生出演した。

 番組では、オウム真理教と上九一色村の住民との闘いや現在、オウム真理教の後継団体主流派・Aleph(アレフ)について教団の教祖だった麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚(2018年に死刑執行)の次男が実質的に主導していると見られていることを報じた。

 一連のオウム関連の映像及び報道を見届けた井上アナは当時のオウムの引き起こした事件について「もう少し早く何か止める手立てがなかったかという気がしますが」とまず発言。

 その上でカメラを見据えると「我々TBSはこのオウム真理教を巡ってビデオ問題という大きな問題を引き起こしました。そこに至る経緯や事件について知らない世代が増えています」と続けると「そういった中で反省や教訓をこれからもしっかりと語り継いでいきたい、お伝えしていきたい、そのように考えています」と厳しい表情で話した。

 1989年10月、TBSのワイドショーの制作スタッフがオウム真理教の幹部に対して、弁護士・坂本堤さんがオウム真理教を批判するインタビュー映像を放送前に閲覧。その9日後に坂本さん一家3人がオウム幹部に殺害される事件が発生した。

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