◆第64回京都金杯・G3(1月4日、京都競馬場・芝1600メートル)

 しらさぎSの初代王者キープカルム(牡5歳、栗東・中竹和也厩舎、父ロードカナロア)が復活Vを飾る。

 2走前に24年2冠牝馬チェルヴィニアを撃破して重賞初制覇。

その後は2戦続戦し、中京記念5着、富士Sで6着。どちらも大きく負けてはいないが、白倉助手は「状態は悪くはありませんでしたが、いい状態に戻りきらないところがありました」と振り返る。

 中間は短期放牧を挟んで順調そのもの。24日は坂井を背に栗東・坂路で54秒5―12秒9。力を要する馬場でしっかりと追って負荷をかけた。「しらさぎSを勝ったころに近い状態に、ようやく戻ってきた」と、確かな良化の感触がある。

 狭いところを割っていける根性と、堅実な中団からの鋭い差し脚が武器だ。「本来の実力を出せれば、ここでも恥ずかしい競馬はしないと思う」と同助手。新年早々、ロケットスタートを決める。

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