今季限りで中日を退団する駿太(本名・後藤駿太)外野手(32)が29日までに自身のインスタグラムで現役を引退すると発表した。「現役を引退する決断をしました。

15年間。うまくいかない時間の方がはるかに多かったけれど、それでも胸を張って言えます。この野球人生に、後悔はありません」と報告。「これからは、夢を追う側から夢を支える側へ。野球は僕の人生そのもの。だからこれからも野球と共に生きていきます」とつづった。

 前橋商から2010年のドラフト1位でオリックス入団。翌11年に高卒新人の外野手では52年ぶりとなる開幕スタメンを勝ち取った。球界でも随一の強肩と広い守備範囲を武器とし、21年は25年ぶりのリーグ優勝にも貢献。22年7月にトレードで中日に加入すると、昨年4月には通算1000試合出場を達成した。10月28日に来季の契約を結ばないことを通告され、現役続行を希望しながら、自身の進路について熟考していた。

 ◆駿太(しゅんた=本名・後藤駿太)1993年3月5日、群馬県生まれ。

32歳。前橋商で2年春、3年夏に甲子園出場。2010年ドラフト1位でオリックス入団。22年7月に石岡とのトレードで中日に移籍。通算1042試合で打率2割1分6厘、15本塁打、151打点、35盗塁。180センチ、85キロ。右投左打。

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