【広島】床田寛樹が１０年目の来季に向けた決意の一文字に「強」を掲げる「まずは弱者から普通になりたい」
広島・床田寛樹 画像（1枚）

　広島の床田寛樹投手（３０）が３０日、節目の１０年目となる来季に向けた決意の一文字に「強」と掲げた。「昨年、今年はずっと“弱い選手”だった。

強くなるためにも、まずは弱者から普通になりたい」と、静かに闘志を燃やした。

　３年連続でチーム最多勝利を挙げたものの、今季は９勝止まり。９月以降は４戦４敗。３完封を含む６完投は日本ハム・伊藤に並ぶトップだったが、昨年も９月以降は５戦４敗で、２年続けて終盤に力を発揮できなかった。「今年も、悪い意味で『同』だった」と、悔しさだけが残った。

　来季、順調なら国内ＦＡ権の取得条件を満たす。「プロに入った時に１０年、（年俸）１億超え、ＦＡを取ると３つ目標を立てた。来年、順調にいけば３つとも達成できる。子どもが生まれてから、もっと長く野球をやりたいと思うようになった。１０年目は通過点として、あと５年、１０年とできるように」と、キャリアハイを目指す。（畑中　祐司）

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