巨人・門脇誠内野手(24)が30日、子どもたちから3年ぶりのアーチを熱望された。「一緒に野球しよう!かい」と題して、午前中は奈良市内で出身チームの西大寺ドリームズの小学生と、午後は京都・木津川市内のグラウンドで奈良北ボーイズの中学生と交流。

打撃の実演を見た野球少年からは「来年はホームランが見たい」「5本以上打ってほしい」と“おねだり”された。「2年間ホームラン0本なので大口はたたかない」と前置きしつつも、「試合に出続けないとホームランも出ない。ヒットを打った結果でホームランになればいい。強いスイングをした結果で」と安打の延長戦上にある放物線を思い描いた。

 3年目の今季は遊撃で開幕スタメンを飾るも、自己最少の81試合出場にとどまった。打率2割2分3厘、4打点と苦戦。「打たないことには試合に出られない」と、定位置奪還へ打撃力向上をテーマに徹底的にバットを振り込む。決して一発狙いのスイングをしていくわけではないが、より強い打球が打てるようになれば安打、そして長打も自然と増えてくる。「活躍する姿を見せられるように」と門脇。巻き返しを期す来季、強烈な快音を響かせていく。(宮内 孝太)

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