伝統の箱根駅伝は来年1月2、3日に第102回大会を迎える。スポーツ報知では出場する全21チームを連載で特集する。

最終回は19年連続27回目出場の帝京大。

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 出雲8位、全日本6位と安定感を持って今季を走り抜いてきた帝京大。箱根では“5強”に割って入る存在だ。勢い抜群の楠岡がチームの柱。全日本2区区間賞、1万メートルでは27分52秒09をマークし「任された区間をしっかり走りたい」と頼もしくけん引する。

 ハーフマラソンで帝京大記録を持つ主力の島田も2年時から箱根を走り、前回1区5位と盤石。11月の上尾ハーフで1時間1分21秒をマークした原、2年連続3区出走中の柴戸主将ら往路候補に加え、前回6区4位と特殊区間で好走した広田、同10区で激しいシード権争いを勝ち抜いた小林らの快走も、目標達成へ重要なピースだ。

 ◆帝京大 1979年創部。99年に駅伝競走部として独立した。箱根駅伝は98年に初出場。総合の最高成績は2000、13、20年の4位。往路最高は2位、復路最高は3位。

出雲駅伝と全日本大学駅伝は18年の5位が最高。練習拠点は東京・八王子市。タスキの色は銀に赤の縁取り。部員は55人、学生スタッフ6人。主なOBは22年オレゴン世界陸上マラソン代表の星岳(コニカミノルタ)ら。

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