◆第75回中山金杯・G3(1月4日、中山競馬場・芝2000メートル)追い切り=12月31日、美浦トレセン(馬齢は26年の表記)

 前走の新潟牝馬Sを4連勝で制して、重賞初挑戦初制覇を狙うカネラフィーナ(牝4歳、美浦・手塚貴久厩舎、父フランケル)が、活気ある動きを見せた。美浦・Wコース単走で6ハロン82秒8―11秒8を馬なりでマーク。

道中は少し頭の高いフォームも、直線は伸びやかなフットワークで駆け抜けた。手塚久調教師は「(馬場の)真ん中くらいを通ったので少し時計は速いが、予定通りです。いい状態で使えると思います」と合格点を与えた。

 昨年11月にデビュー3戦目で初勝利を挙げて以降、間隔を空けながら着実に成長してきた。指揮官は「体も1走ごとに大きくなってきてよかったです。だいぶ切れが出てきて、馬体が充実している」と手応えを口にする。リステッド初勝利を挙げた前走も完勝の内容で、ハンデ54キロならチャンスは十分だ。(坂本 達洋)

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