◆第64回京都金杯・G3(1月4日、京都競馬場・芝1600メートル)追い切り=12月31日、栗東トレセン(馬齢は26年の表記)

 ピカピカの馬体がリズム良く脚を伸ばした。コレペティトール(セン6歳、栗東・中竹和也厩舎、父ジャスタウェイ)は栗東・坂路を単走で終始バランスの良い走りを披露。

少し気合をつけられると、グングンと力強く前へ脚を運び、54秒5―12秒6で駆け抜けた。前走で障害を使ったことで身のこなしには柔らかさも感じさせた。中竹調教師は「障害も使った効果に期待したい。体もだけど、精神的な成長も感じます」と手応えを感じ取っている。

 24年に3勝クラスから連勝で京都金杯を制覇したが、以後は大きな着順が目立っていた。陣営は25年しらさぎSの前から障害練習を取り入れ、近走はその効果が表れ始めている。「まっすぐ走っているし、馬場入りまでごねていたのもなくなった。余計な消耗がなくなる」と指揮官。3年連続3度目の出走となる同レースで、復活を目指す。(松ケ下 純平)

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