第102回箱根駅伝(2、3日)で3年ぶりの総合優勝を目指す駒大で、昨季主将を務めた篠原倖太朗(23)=富士通=がスポーツ報知の取材に応じ、出走経験のある2区の難しさや走ってみたかった区間、今季大学駅伝界で注目する選手などについて語った。卒業後は富士通に進んだが、現在も拠点は駒大に置き、大八木弘明総監督(67)の指導を受ける。

身近で見る後輩たちの成長や、母校へのエールなども語った。(取材・構成=手島 莉子)

 もう前回の箱根駅伝から1年。早いなって感じます。この時期の駒大の学生たちは最後の白子合宿も終わり、ピリッとしています。今シーズンの出雲、全日本を見ていましたが、学生スポーツって、1年ごとに力関係が変わるところも魅力の一つだなと思いました。

 箱根は3区、1区、2区を経験しましたが、一番覚えているのは前回の2区。2区を走るぞって思ってずっとやってきたので一番予習をして、だいたいコースは頭に入っていました。きつかったですが、もう一回やったら(1時間)5分台が出ると思います。

 26年の駒大は、前回の経験者が9人残っているのは大きいと思います。4年生はこれまで自分のことに集中して、チームを優先することがなかったように感じていましたが、最上級生になって顔つきが大人になった。(佐藤)圭汰は今回エースとして駒大のエースが走るべき区間で区間賞、区間新で走ってほしいですね。

 他大学にも注目選手がいます。

青学大は箱根に確実に合わせてくるので、そこは目が離せない。国学院大は野中恒亨(ひろみち)くん。シンプルに走力があって強い選手だなあって思います。中大の岡田開成くんは風のうわさで、自分が走る前にやる儀式【注】を隠れてやっているって聞いたことがある。早大の鈴木琉胤(るい)くんは都道府県駅伝で一緒に走りました。出雲(3区5位)を見た時に、やっぱり強いなって思いました。

 箱根駅伝の4年間があったことで、しっかりとお正月に向けての調整方法が確立できています。1月1日のニューイヤー駅伝にも生きますし、長い距離に対する不安がないこともすごく大きい。でも、実はまだユニホームには慣れていない。トラックのスクリーンで自分の位置を確認する時、ついつい藤色を探してしまいます(笑)。

 ◆篠原 倖太朗(しのはら・こうたろう)2002年9月3日、千葉・山武市生まれ。23歳。

富里高から21年駒大に進学。学生3大駅伝は2年時から本格的に主力として走り始め、区間賞3回。2年時の箱根は駒大史上初の学生3大駅伝“3冠”に貢献した。24年9月に5000メートルで13分15秒70の日本人学生記録(屋外)樹立。今年2月の丸亀ハーフで日本歴代2位、日本学生記録の59分30秒をマーク。卒業後は富士通に進んだが拠点は駒大に置き、大八木弘明総監督の指導を受ける。175センチ、57キロ。

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