西武からポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指していた今井達也投手が、交渉期限を前日にした1日(日本時間2日)、アストロズと最大3年総額6300万ドル(約99億円)で合意に達したと、米メディアが報じた。今井は26日(同27日)に渡米。

代理人を務めるスコット・ボラス氏と合流し、交渉の大詰めを迎えていた。

 今井争奪戦の参加球団の中に名前が挙がっていたアストロズが、最終的に今井獲得に成功した。昨年12月のウィンター・ミーティングでは、ブラウンGMが、「間違いなく先発の層を厚くしてくれる存在だ。代理人側とは継続してコミュニケーションを図っている。我々は国際的な規模で、積極的に必要な補強を進めている」と語り、その後、パイレーツ、レイズと3球団による三角トレードで、マイク・バローズ投手を獲得した際にも「まだ、先発投手を1人、補強したい」と、明確に補強ポイントを語っていた。

 球団首脳が「国際的な規模で補強を進める」と公言していた背景には、2024年に球団が、パートナーシップを提携した空調メーカー、ダイキン工業の米国社「ダイキン・コンフォートテクノロジーズ・ノースアメリカ社」の存在がある。同社は、ヒューストン郊外に北米最大の生産拠点を創立し、地域で約1万人の雇用を生み出し、昨年は、日系企業としては史上初めて本拠地球場の命名権を取得。2039年までの15年間「ダイキンパーク」となった。

 ブラウンGMは、ジム・クレーン・オーナーの積極的な財政支援についても言及。日本市場への積極調査を進めるため、球団は、今オフ、2人の日本人スタッフを雇用するなど、今井にターゲットを絞っていた。メディカルチェックを経て、正式発表となる見込みだ。

 今井は、3年連続2桁勝利を挙げ、NPB通算58勝45敗。

昨季は24試合に登板し、10勝5敗、防御率1・91、奪三振率は9・79をマークした。昨季自己最速160キロを出し、奪三振率が高い今井は、27歳という若さも魅力となり、11月19日にポスティング公示されると、争奪戦が勃発。

 昨年12月、フロリダ州オーランドで開催されたウィンター・ミーティングでは、エージェントを務めるスコット・ボラス代理人が、「多くの関心を呼んでいる。今井を必要としない球団がいるだろうか」と、コメントしていた。

 

 米メディアでは、9桁の大型契約を予想する報道もあったが、最終的には、最大3年総額6300万ドルでアストロズが、今井獲りに成功。交渉期限は、来年1月2日(同3日)の米国東時間の午後5時となっていた。

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