西武からポスティング制度でメジャー移籍を目指していた今井達也投手(27)がアストロズと契約合意したことが1日(日本時間2日)、分かった。複数の現地メディアによると、ベースは3年5400万ドル(約85億円)の契約で、1年ごとに100投球回で300万ドル(約4億7000万円)の出来高がつき、最大3年6300万ドル(約99億円)になるという。

さらに、毎シーズン後にオプトアウト(契約破棄条項)が組み込まれるという日本人初の異例の内容も組み込まれた。

 今オフはヤクルトからホワイトソックスに移籍した村上宗隆内野手(25)も2年3400万ドル(約54億円)と当初の予想よりも小規模の契約でメジャー挑戦となる。これには「USAトゥデー」の敏腕、B・ナイチンゲール記者も「今井達也と村上宗隆が、FA市場で3億ドル(約470億円)超を稼ぐと予想されていたことを覚えているだろうか。しかし、2人は合計でもわずか8800万ドル(約139億円)にとどまり、今井はアストロズと3年5400万ドル、村上はホワイトソックスと2年3400万ドルというビックリするほど低額な契約を結ぶ結果となった」とXに驚きの投稿をした。

 45日間の交渉期限が米東部時間で1月2日午後5時(同3日午前7時)に迫る中での電撃合意となった今井。基本契約は3年5400万ドル(約85億円)のため、現時点で西武へ支払われる譲渡金は997万5000ドル(約15億6000万円)とみられる。最大1132万5000ドル(約18億円)となるが、100イニングの出来高をクリアせず、なおかつ1年目の終了後にFAとなった場合は360万ドル(約5億6000万円)となる。村上もヤクルトへの譲渡金は657万5000ドル(約10億円)となる見込み。共通して言えることは短期契約でも実力を証明することができれば、次回FAの際に長期の大型契約を結ぶことができるかもしれないという点。選手本人にとってはメリットがあるが、送り出すNPB球団にとっては補強などに回せる譲渡金が少なくなる側面がある。

 23年オフには山本由伸がオリックスから12年総額3億2500万ドル(約465億円=契約発表時のレート)でドジャースに移籍。オリックスには約70億円の譲渡金が支払われることになる超大型契約だった。

編集部おすすめ