◇第102回東京箱根間往復大学駅伝競走往路 (2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ)

 4年連続54回目出場の大東大で3区を走った1年生・菅崎大翔は平塚中継所を前にふらつき、残り数メートルで転倒。何とか立ち上がり、4区・松浦輝仁(2年)にタスキをつないだ。

 レース後は自力で立って取材に応じ「弱さと実力不足を感じて、また駅伝でチームに迷惑をかけてしまったので、すごい悔しい気持ちと情けない気持ちです」と悔しがった。脱水か低血糖状態で「5、10キロぐらいから力がなかなか入らなかった。最後は腰から下が力が入らなくて…」といい、最後は「自分のところでタスキは終わらせない」との執念だけで体を動かした。

 トヨタ自動車が運営する認定職業訓練校・科技学園高(愛知)出身で、一度はトヨタ自動車に就職したが、箱根路を走る夢を諦めきれず5か月で退社。大東大で挑戦する道を選んだ。レース前には「職場の先輩、上司の方」から激励の連絡をもらい、沿道には高校の同級生らが応援に駆けつけてくれた。応援に感謝し「やっぱり後悔はないし、今は夢に向かってチャレンジできていることはすごくありがたい。いま箱根を走れたことや、また来年、再来年も箱根を目指していけるのは本当に幸せなこと」とかみしめていた。

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