◇第102回東京箱根間往復大学駅伝競走往路(2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ)

 早大のスーパールーキー鈴木琉胤(るい、1年)が、4区で1時間0分1秒の日本人最高記録を出して区間賞を獲得した。25年の太田蒼生(青学大、現GMO)の記録を23秒更新し「いろんな人の顔を思い出しながら楽しく走れました」と声を弾ませた。

4区の区間記録は23年のヴィンセント(東京国際大)の1時間0分0秒で、わずか1秒及ばなかった。

 3区の山口竣平(2年)から4位でタスキを受けた鈴木は、城西大の桜井優我(4年)、駒大の村上響(3年)を抜き、順位を2位に押し上げた。5区の工藤慎作(3年)にタスキをつなぐと、花田勝彦監督(54)は運営管理車から「琉胤、やったぞ。最高だ!」と叫んだ。

 鈴木は千葉・八千代松陰高3年時に5000メートル歴代高校2位の記録を出したが、公式戦でハーフマラソンの距離を走ったのは今回が初めてだった。「箱根駅伝をちゃんと見たのは昨年が初めて。1週間前までコースもよく分からなかった」。夏合宿前には左足を疲労骨折して約1か月半、走ることができなかったが、箱根にはしっかり間に合わせた。

 4区を走ることは当日変更で決まったが「1年間そばにいた竣平さんから“愛のバトン”を受けて、走り終わるところには頼もしい工藤さんがいて。緊張は抜けました」と笑顔で振り返った。

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