◇第102回東京箱根間往復大学駅伝競走復路(3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ)

 3年連続92度目の出場となった日大は、壮絶なシード権争いを制し、12年ぶりのシード権獲得となる10位でフィニッシュした。

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 10区を任された大仲竜平は、中央学院大をわずかに3秒上回るタイムでタスキを受けた。

往路17位で一斉スタートの帝京大を含め、3校で2つの椅子(9、10位)を奪い合った争いは、先に8番手で帝京大がゴール。“見えないタイム差”とも戦いながら、18キロ過ぎに中央学院大を突き放した大仲が10位に滑り込んだ。

 ゴール直後に仲間と抱き合い、号泣した大仲は「中央学院さんを倒すことだけを考えていた。(帝京大のことは考えずに)目の前の大学に勝とう、と。気持ちだけは負けずにいこうと思っていた」と振り返り「入学当初はシード権が取れるとは思っていなかった。新監督が来て、監督を信じてやってきて本当によかった」と胸をなで下ろした。

 大仲は東京から約2000キロ離れた日本最南端の有人島・波照間島育ち。「日本最南端ランナー」を自称する島のヒーローは、島の子供たちに向けたメッセージとして「箱根だけじゃなくて、他にいろいろなスポーツもあります。『小さな島からでもやれるんだよ』っていうのを伝えたい」と笑みを浮かべた。

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