俳優の仲野太賀(32)が戦国武将の豊臣秀長を演じるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜・後8時)がきょう4日にスタートする。これまで「篤姫」(2008年)、「花燃ゆ」(15年)や朝ドラ「らんまん」(23年)などを手がけたチーフ演出の渡邊良雄氏が魅力を語った。

 尾張の農家に生まれた秀長と、兄の秀吉(池松壮亮)が夢と希望を胸に天下統一へ突っ走る下克上ストーリー。初回「二匹の猿」では、兄弟げんかも描かれている。仲野と池松は昨年6月のクランクインの数か月前から一緒に練習。渡邊氏は「2人とも殺陣の経験があるが、こう打って、こうよけて、のようなきれいな形にはしないようにした」と明かす。

 秀吉が織田信長(小栗旬)に「サル」と呼ばれてかわいがられていたのは広く知られた話。サルの弟ということで、2人の仲むつまじさを描く狙い。渡邊氏は「泥臭い立ち回りの中でキャラクターが出ると面白い」と説明する。

 池松も「アクションは見どころ。今後もたくさん出てくる。『猿二匹』と言われるようにと活動的でエネルギーがほどばしっている殺陣にした」と回想。渡邊氏は「大河はドシッと面と向かって見えを切り合う作品も多いですが、この兄弟ならではの生命活動の輝きをアクションで見せていけるのでは」。仲野も「戦国時代の物語。

せっかくやるからには殺陣もこだわりたい」と意気込む。

 さらに第1話では別の工夫も。冒頭はアニメーションでスタート。渡邊氏は「台本上は『猿が2匹いて』というト書きだった。どう映像にしようか、CGにしようかと考える中で(午後)8時になったらアニメーションが始まる方が意外性もあって面白いと思った」と説明。随所に様々な狙いがちりばめられている。(浦本 将樹)

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