新日本プロレスの年間最大興行「WRESTLE KINGDOM」は4日に東京ドームで行われる。2021年東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストのウルフアロン(29)は3日、都内で公開記者会見に出席。

対戦相手のEVIL(イービル)に「負けたら丸刈り&柔道着禁止」を要求され、「覚悟がある」と受けて立った。大きなリスクを背負い、プロレスデビュー戦に臨むことになった。

 ウルフアロンが注目のデビュー戦を前に、強烈な“プロレスの洗礼”を浴びた。約400人のファンが見守った公開記者会見。対戦相手のEVILから突然、「負けたら丸刈り&柔道着禁止」と理不尽な要求を突きつけられた。最初こそ「僕には僕の考えがある」とかわしたが、「今後いかなる時も柔道着に袖を通すなってことだ。柔道しかない男。やれんのか?」と相手の挑発は止まらず。最終的に「やれます!」と承諾した。

 日本の五輪金メダリストで史上初のプロレス転向。その思いの強さは変わらない。「まず負けることは全く考えてない。

僕には僕の覚悟がそこにはあるので全く問題ない」。現在は長髪だが、柔道時代は丸刈りが珍しくなく「ダメージはない」と平然。一方で柔道着禁止となれば、柔道教室など今後の活動に大きく影響する。「そのためにも負けられない」と闘志を奮い立たせた。

 大きなリスクを背負わされたが、リターンも大きい。EVILは以前からこの試合にNEVER無差別級王座のベルトをかけると公言しており、会見の場で調印式も行われた。デビュー戦が正式にタイトルマッチとなることが決まり「とても大きなチャンス。必ず手にしたい」と意気込んだ。

 EVILには調印式後の写真撮影でも襲いかかられ、ワイシャツを引きちぎられた。“前哨戦”は終始相手のペースに乗せられる形となったが、「半年間準備してきたものと、これまでの競技で培ってきたもの。全てを合わせ、必ずEVILを倒します」と勝利宣言。6月に柔道競技を引退し、新日本プロレスに入団して以降、練習生として地道に鍛錬を積んできた。

思いは言葉ではなく、超満員の東京ドームのリングで表現する。(林 直史)

 〇…極悪レスラー・EVILはまんまと挑発に成功し、ご満悦だった。ウルフが自身の要求を飲むと「男に二言はねえよな。墓穴掘ったな。明日、お前を八つ裂きにしてやるからな」と高笑い。ヒールユニット「ハウス・オブ・トーチャー」を率いるNEVER無差別級王者は「もう言いたいこと言ったから、質問には答えないんだよ」と質疑応答は拒否した。

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