第102回箱根駅伝(1月2、3日)で総合6位だった駒大が一夜明ける前の4日の午前5時40分、東京・玉川キャンパスの陸上競技場で新チームでの練習を開始した。日の出前、気温1度の競技場で、藤田敦史監督は「今回の悔しい気持ちを第103回大会まで全員が持ち続ける。

次は笑って終われるように1年間頑張っていきたい」と熱く声がけした。

 新主将には今回4区を担った村上響(3年)、副主将には同1区の小山翔也(3年)が就任した。村上は「それぞれがこの悔しさを忘れない。思いを持ち続けて1年間、一緒に頑張って欲しい」と言葉に力を込めた。前回箱根9区5位、今季も全日本大学駅伝6区2位でチームの17度目Vに貢献するなど欠かせない存在だが、今回の箱根は中盤以降に足に痛みが出るアクシデントで4区19位と出遅れた。「歴代のキャプテンのように結果で引っ張っていくことは現状できていません。でも共に強くなっていきたい。強くなる過程を支えるキャプテンになりたい。今日から意識を変えていけば来季の駅伝シーズンはきっと笑って終われる。自分たちについてきて欲しい」と強い思いがあふれる所信表明だった。

 藤田監督も「村上はきちんとコミュニケーションをとるタイプ。明るいチームになると思います」と期待を込めた。

 大エースの佐藤圭汰を始め、山川拓馬、伊藤蒼唯、帰山侑大といった学生3大駅伝で主要区間を担ってきた強い4年生が卒業する。藤田監督は「生まれ変わるタイミング。ここまでは(大八木弘明)総監督の貯金があってやらせていただいていたところがありますが、ここからは自分の力がそのままチームに出てくると思う」と気を引き締め、村上は「エースがいなくなりますが、チャンスがまわってくると思って欲しい」とさらなる飛躍を促す。

 悔しさを味わった駒大は、さらに強くなって箱根路に帰ってくる。

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