秋季関東大会で8強に進出した浦和学院(埼玉)には、今秋ドラフトで巨人から6位指名を受けた藤井健翔内野手(18)に続く可能性を秘める2人の野手がいる。長打力が売りの鈴木謙心外野手と、強肩強打を誇る内藤蒼捕手(ともに2年)だ。

 憧れの先輩である藤井の打席での姿を、一番近くで見続けてきた。春季大会以降、鈴木は藤井に続く5番を任された。

 「藤井さんは打球の質がすごい。体が大きいだけでなく、うまさもある」。長打力に確実性も追い求め、秋の関東大会は2試合で7打数3安打5打点。下妻一との1回戦で本塁打も放ってみせた。

 「パンチ力に加え、思い切りがある。バッティングを売りにしていける外野手です」と森大監督(35)。藤井の“後継”としての期待は大きい。

 内藤は肩の強さを買われ、夏の大会後に外野から捕手にコンバートされた。181センチと身長に恵まれているうえ、高校入学後に体重が75キロから85キロに増加し「楽にボールを飛ばせるようになりました」。来春は4番を予定されている。

 鈴木が中学時代に所属した武蔵嵐山ボーイズの同期に、今夏の甲子園で2年生投手“四天王”に名を連ねた聖隷クリストファーの高部陸がいる。「連絡は取り合っています。対戦したら打てる自信はあります」。内藤も「肩には自信があるので、高校でトップレベルの捕手を目指したい」と全国デビューの時を待つ。

 来春センバツへ、浦和学院は関東・東京地区の最後の椅子を争う状況にある。聖地で躍動する姿を思い描き、2人は鍛錬の冬を過ごしている。(浜木 俊介)

 ◆鈴木 謙心(すずき・けんしん)2008年6月11日、東京都生まれ。17歳。小学2年で野球を始め、武蔵村山四中では武蔵嵐山ボーイズに所属して外野手と投手。浦和学院では1年秋からベンチ入り。高校通算10本塁打。175センチ、79キロ。

左投左打。

 ◆内藤 蒼(ないとう・そら)2008年4月26日、長野県生まれ。17歳。小学1年で野球を始め、野沢中では小諸シニアに所属して捕手、外野手、投手。浦和学院では2年秋からベンチ入り。高校通算5本塁打。181センチ、85キロ。右投右打。

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