大阪府の吉村洋文知事が5日、大阪・ABCテレビの生放送番組「大激論!万博のあと、関西どう変わる?~財界フォーラム2026~」に出演。昨年開催した大阪・関西万博の収支について述べた。

 吉村知事はこの日が仕事始め。年末年始は「常に職員と連絡を取って。(関西で)鳥インフルエンザもありましたので。でも基本的にゆっくりさせてもらいました」と、冒頭で語った。

 大阪府・市が中心となって取り組んだ昨年の万博は成功し、番組によると、約320~370億円の黒字に。「入場料とかグッズの売り上げで大きな黒字に。来てくださった方がいたからこそ。ですので、万博のレガシー(遺産)を継承していくものに使うべきだと私は思います。大屋根リングの改装とか維持に。空飛ぶ車にも乗ってみたいですね。近い将来」などと未来を想像した。

 運営費は黒字だったが、一方、パビリオン建設費の”未払い”問題が残っている。

番組の説明では少なくとも11か国、3億円以上の未払いがあると訴える業者があり、参加国が自分たちで作る「タイプA」のパビリオンの47か国中42か国は解体許可が出ており、遅れはないものの、解体業界関係者から「お金が払われないところが出てくるのではと懸念」「万博協会にはきちんと管理してほしい」との声も上がっているという。

 吉村知事は「未払いは当然起こらない方がいいに決まっています。でも、どうしても民間同士の契約でもあるので、契約にはない、口約束のようなところで払う必要のある・ないが争われるケースが多い」。運営費の黒字分から補てんする考えがあるかの問いには「もちろんそういう意見もあります。僕も気持ち的にはそうしたいんです。でも、筋で行くと未払いがあるかないか分からないところに投入していいのかどうか。民民(=民間同士)の争いに適切なのか、というのが多数の意見です」と説明した。

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