Hey!Say!JUMPの伊野尾慧(35)が、18日スタートのABCテレビテレビ朝日系連続ドラマ「50分間の恋人」(日曜・後10時15分)でゴールデン・プライム帯(午後7~11時)の初主演を務める。2週連続インタビューの前編では、本作の見どころや俳優業への思いを語った。

 さらりとした金髪姿の伊野尾が現れると、殺風景な取材部屋が一気に華やいだ。写真撮影では、カメラマンが思わず「艶(つや)っぽいですね」と口に出すほど。儚(はかな)げな表情の中に、気さくさが同居する不思議な雰囲気をまとう人だ。

 新年1発目の映像作品となるのが、女優の松本穂香(28)とダブル主演を務める連ドラ「50分間の恋人」。仕事一筋で堅実な女子・菜帆(松本)が、無愛想なイケメン・晴流(伊野尾)に「お弁当を30回作る」という契約を結んだことから始まるラブコメディーだ。

 GP帯ドラマ初主演となり「やったことのない時間帯で主演を任せていただける。率直にうれしかったです」と顔がほころぶ。晴流と菜帆は、お弁当を一緒に食べる昼休みの50分間に距離を縮めていく。「僕も一人で食事をするのがあまり好きじゃなくて、人と食べるご飯っていいなあって改めて思いました。2人の関係性の変化を楽しんで見守ってもらいたいですね」

 本作で演じる晴流は、AIだけが親友という変わり者。共通点は「僕自身はそんなに変わってないと思うんですけど」と首をかしげながらも、「まあ、でも社会から見たら変わってるのか…? 35歳になって、こんなに髪の毛明るくしてるしね。子供の頃に思い描いた“理想の大人像”みたいなものとは、だいぶ離れちゃってる気がするけど」と笑みがこぼれた。

 25年はフジテレビ系連ドラ「パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実」や、TELASA配信ドラマ「家政負のヒカル」シーズン2に主演するなど、俳優業でも存在感を発揮したが「演じることは難しいなあって思いますね」とポツリ。「日々悩んだり、考えたりすることは多いですよ。去年は映像のお仕事に触れる機会が多かったけど、それまでは年に1本くらいでしたし、まだまだ経験値が足りないかな」と冷静に分析した。

 本作では、グループで主題歌「ハニカミ」も担当。「デビュー19年目で王道なラブソングをやるって、ともすると避けがちというか、ちょっと変化球を投げてみたくなったりするけれども『まだ、王道で勝負しようよ』ってところに面白さを感じますね」と、“キラキラアイドル”を体現し続けるHey!Say!JUMPとしてのプライドをのぞかせた。

 アイドル活動を始めて25年が経(た)ち、「四半世紀も同じ仕事を続けたら普通は新鮮なことって減ってきちゃうだろうけど、GP帯初主演という新しいチャレンジをさせていただけたり、まだまだグループでしたいこともある」と幸せをかみ締める。「でも、25年も続けられているのは、やっぱりグループっていう、かけがえのないものがあるから」とグループへの愛を語り始めた。

=後編へ続く=(ペン・奥津 友希乃)

 ◆伊野尾 慧(いのお・けい)1990年6月22日、埼玉県出身。35歳。2001年入所。07年9月、メンバー全員が平成生まれのグループ「Hey!Say!JUMP」を結成。同11月にCDデビュー。

13年、明大理工学部建築学科卒。17年、初出演映画「ピーチガール」で主演。21年、フジ系「准教授・高槻彰良の推察」で連続ドラマ単独初主演。血液型A。

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