第102回箱根駅伝(1月2、3日)で往復路、総合のトリプル新記録で史上初の同一チーム2度目の3連覇(計9度目)を達成した青学大が7日、来年の第103回大会に向けて始動した。激闘から4日、午前5時45分に東京・町田市の選手寮から走って5分の公園に集合。

この日の町田市の日の出時間は午前6時52分。気温3度。まだ、夜空に星が瞬く中、朝練習がスタート。5区で1時間7分16秒の圧倒的な区間新記録をマークし「シン山の神」&「4代目・山の神」を襲名した黒田朝日ら4年生も参加。主将でもある黒田朝日は「また、1年が新しく始まりました。今週末に試合がある人はそれに合わせてやっていきましょう」と呼びかけた。

 全員でストレッチ、体幹トレーニングを行った後、箱根駅伝に出場した10人は各自で調整。それ以外の選手は設定されたコースを各自のペースで約10キロ走った。原晋監督(58)はコースに立ち、鋭い目つきで選手の動きを観察した。

 2日と3日に箱根路で全力で戦った後、3日夜に選手寮で祝宴。青学大駅伝チームの選手寮で飲酒できるのは1年に1度。勝っても負けても箱根駅伝復路が終わった1月3日の夜だけだ。

原監督、妻で寮母の美穂さん(58)をはじめコーチ陣と20歳以上の選手はアルコール類を、20歳未満の選手はスポーツドリンクを飲みながら、箱根駅伝と、箱根駅伝に向けて取り組んだ1年間を夜更けまで語り合った。

 大会翌日の4日は、原監督、黒田朝日ら優勝メンバーは日本テレビ、TBSの番組に出演。5日、6日はチームの集合はなく、各自で練習や調整を行った。地球社会共生学部の教授でもある原監督は「5、6日はもう授業がありますからね。6日は私も授業をしましたよ」と話した。

 3日間だけ、心身をリフレッシュした後、7日からは通常通りに午前5時に起床し、午前5時45分から朝練習。4年生も引き継ぎなどのため、2月上旬まで選手寮に残り、同じ生活を送る。原監督は「これが我々の日常です。また、日常が始まりました」とテレビ番組で見せる明るい表情とは対照的に淡々と話した。

 箱根駅伝出場を目指して練習を積んできたが、惜しくもメンバーから外れた選手らは大舞台から8日後に行われる東京ニューイヤーハーフマラソン(11日、東京・北区)に「箱根駅伝11区」として出場する。9、10区の補欠で出番がなかった中村海斗(3年)は「そこでしっかり走って、来年の箱根駅伝は必ず出場します」と意欲的に話す。

 節目の10度目の優勝を目指す第103回箱根駅伝(来年1月2、3日)に向けて、青学大は粛々と走り始めた。

(竹内 達朗)

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