ポスティング制度でブルージェイズと4年総額6000万ドル(約94億円)の契約を結んだ岡本和真内野手が6日(日本時間7日)、本拠のロジャースセンターで入団会見を行った。昨年ア・リーグ王者はさらに積極補強を進めており、岡本の加入で将来的な支払いを含め、今オフだけで新たに3億3700万ドルを投資。

新規に獲得した15選手の中で、岡本を含め4人が3000万ドル以上となる大型契約を結んだ。

 アトキンスGMは「岡本のような選手は、エドワード・ロジャース会長、トニー・スタフェCEOをはじめとするロジャース・オーナーの存在なしに獲得できない。このオフも例外ではなかった。我々は常に信じられないほどの支援を得ている」とオーナー陣に感謝した。カナダの大手通信企業ロジャース・コミュニケーションズは、2004年からブルージェイズの100%オーナーとなった。NHLメープルリーフス、NBAラプターズなどカナダのプロスポーツを保有するMLSEの最大株主でもあり、豊富な資金力を誇る。

 岡本のエージェントとして入団会見に同席したS・ボラス代理人は過去に韓国のスター、柳賢振投手、菊池雄星投手らアジア選手の入団にも関わってきた。リーグ拡張に伴い1977年からMLB参入したブ軍の旧本拠地を「当時の本拠エキシビションスタジアムに座って岩のように硬い人工芝の上に、(オンタリオ湖から飛んでくる)カモメを眺めていたことを思い出す」と回想しつつ、現在の成功について「ロジャース・コミュニケーションの参入で、本拠地やキャンプ施設がプレミアであるだけでなく、最先端の組織になった。私が社員をスポーツ科学の会議に送り込むと、そこには必ずブルージェイズのスタッフがいる。リーダーシップ論、トレーニング法、選手育成など、あらゆる部門で率先してきたことが、結果として現れ始めた。国を代表する珍しい球団でもあり、国土の東西に報道され、ファンがいる。20年前に感じたトロントの市場が持つ潜在力が、現実に証明されてうれしい」と語った。

 アトキンスGMは、更なる補強にも含みを持たせており、FAとなっているB・ビシェット内野手の再契約も視野に入れている模様。岡本という重要なピースを加えたブ軍のオフが引き続き、注目される。

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