◆第42回フェアリーS・G3(1月11日、中山競馬場・芝1600メートル)追い切り=1月7日、美浦トレセン

 まだ成長途上でも素材の良さが光る。昨年10月の東京で新馬勝ちしたノーザンタイタン(牝3歳、美浦・中舘英二厩舎、父モーリス)は、美浦・Wコースで外ファルコンミノル(6歳1勝クラス)を2馬身追走する形から5ハロン68秒5―11秒9の馬なりでスムーズに併入に持ち込んだ。

中舘調教師は「先週でほとんど仕上がっている状態で、今週は調整程度。乗り手は『良くなっていますよ』と言っていた」とイメージ通りの仕上がりに合格点を与えた。

 初戦は好発から2番手で流れに乗り、直線で押し切ってセンスを感じさせる内容だった。当時は馬体重440キロだったが、3か月の休養を挟んで馬体が成長。指揮官は「450から460キロ台で使えると思う。体が増えて成長しています。すごく素直で操縦性がいいのが一番」と評価する。

 半兄ブエナオンダが先週の京都金杯を制するなど、血統的な魅力も大きい。「上(のきょうだい)は金杯を勝っているくらいで、マイラーかもしれない。距離がもつような雰囲気だけど、血統はウソをつかないからね」と中舘師。引き続きマイルで期待は膨らむばかりだ。

 昨年のこのレースはキャリア1戦のエリカエクスプレスが制しており、素質の高さがものを言う3歳牝馬重賞。

ヴァリスマリネリスと2頭の1戦1勝馬を登録している指揮官は「まずは抽選を突破しないと」と言いながら、軽やかな口調に手応えがにじんでいた。(坂本 達洋)

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