大物候補がベールを脱ぐ。12日の京都5R(芝1600メートル)でデビュー予定のペイジャー(牡3歳、栗東・福永祐一厩舎、父エピファネイア)は21年スプリンターズSを勝ったピクシーナイトの半弟。

騎手時代に兄をG1制覇に導いた福永調教師は「いいフットワークで、すごく乗り味もいい。期待している」と口にする。

 2023年のセレクト当歳セールで3億3000万円の値がついた。当時、技術調教師だった福永師は原石の輝きをしっかりと覚えている。「セリからすごくいい馬で、きれいなシルエットしていた。そのイメージのまま、ここまできています」。気の入りやすい面を考慮して、全体時計を求めずにリズムを重視するような調整。それでも、先月24日の栗東・CWコースではラスト1ハロン11秒3をマークした。

 オーナーは6日にフォーエバーヤングで25年の年度代表馬の座を獲得したばかりの藤田晋氏。“持っている”オーナーの勢いもデビューVへの背中を押す。「490キロ台と馬格があるのに、見た目はスラッとしている。バネもある。

ピクシーより軽さがある」と父も兄も背中を知るトレーナー。想定段階で出走予定馬が多く、除外の可能性もあるが、ゲートインまでたどり着けば当然、注目の存在になる。(山本 武志)

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